前場と後場の取引開始時間

東京証券取引所には前場と後場があります。取引時間は前場が午前９時から１１時３０分、後場が１２時３０分から１５時です。取引時間内に株式の売買ができますが、開始時間前に株式の注文ができるので、取引開始前に買い注文数と売り注文数を確認することができます。それらの注文数は取引開始直後の株価を予想する材料になります。

株式市場で相場が動きやすくなるのが、後場終了直前です。株式相場は終値と翌営業日の株価に大きな開きがあることがあります。例えば、その日の終値が１株３０００円でも、翌営業日の取引開始時の株価が１株３１００円になったり、１株２９００円になることもあります。翌営業日の取引開始時の株価を予想して、後場終了直前に取引します。予想通りになれば、短期的に大きな利益になりますが、予想が外れると、保有し続けるか、損切りするか判断しなければいけません。

翌営業日の株価に大きな開きがある可能性が高いのが、権利落ち日です。特に、高配当で、割高株は権利落ち日に株式が大量に売られる可能性が高くなります。権利確定日の後場終了直前で株式を売却して、翌営業日に株価が暴落したときに、株式を買い戻せば、配当よりも大きな利益を得る可能性が高いです。