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流氷が出来る仕組みと北海道で観られる時期の拡大

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流氷は、ユーラシア大陸の北東部を流れるアムール川オホーツク海のアムール・リマンに流れ込む事により、海水の塩分濃度が低下する為海水が氷結する海氷を形成し、リマン海流とも呼ばれる日本海流に乗り北海道沿岸に漂着します。

 

一般的にアムール・リマンの周辺の気候では海水が氷結するのは非常に珍しく、千島列島に連なる海底山脈により太平洋と隔てられている事で、大陸からの冷たい風に冷やされた海水が濃度の関係で約50m以下まで行かない為に、対流が表層で繰り返されより氷結し易くなっていると考えられています。

 

時期的には、例年1月中旬から下旬にかけて北海道のオホーツク海沿岸から確認され約半月後に接岸し、北海道のオホーツク海沿岸では本州が春の時期に入る3月中旬から3月下旬のまで観る事が出来ます。

 

風向きによっては釧路沖の北緯43度まで南下する事もあります。しかし、現在ではオホーツク海沿岸の平均気温が上昇している為に流氷の漂着量が3割から4割減少しているとされ、2060年頃には流氷が漂着しなくなるとされています。

 

太陽は、先の第24サイクルから黒点が急激に減少しており、現在の第25サイクルでは間違い無く太陽は極小期に入っている事からプチ氷河期の到来リスクが高く、流氷が観られる時期や地域が拡大するとも考えられています。